株式会社AEdesign建築設計事務所

子供から高齢者まで活用できる可動間仕切りの魅力

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可動間仕切りと将来間仕切りについて考える

可動間仕切りと将来間仕切りについて考える

2024/11/05

こんにちは。AEdesign建築設計事務所スタッフです。今回は間仕切り、その中でも自由度の高い空間デザインを演出する、可動間仕切りと将来間仕切りについて紹介します。

建築デザイン分野では、建物内の空間を自由に使い分けることができる可動間仕切りや将来間仕切りが注目を集めています。一つの空間を多目的に使うことができるようになり、住む人数、部屋の使用用途の変化などにも素早く対応できるようになりました。この記事では、そのような間仕切りを活用した空間デザインについて言及していきます。

目次

    可能間仕切りとは

    可動間仕切りとは部屋やエリアなどを分ける目的で、壁やパーテーションを設置することによって、使い勝手を向上させるためのものです。この可動間仕切りは、引き戸や折り畳み式など、様々な種類があり、重要なのは、可動間仕切りによって分けられたエリアに求められる機能性を確保することです。例えば、プライバシーの確保、音響効果の改善、日差しの調節など、各種設定を適宜行い、ユーザーにとって使いやすい空間を設計することが必要です。

    可動間仕切りの具体的な活用例

    では、可動間仕切りの活用法は、どのようなものがあるでしょうか。例えば、家族が集まるリビングスペースと食事をするダイニングスペースを仕切り、それぞれの機能を独立させることができます。来客の際にキッチンなどの生活感あふれるスペースをあえて隠したり、逆に部屋を広げることで大人数でも余裕のあるスペースを作ることが出来ます。在宅勤務時の職場スペースを即時に作ることも可能です。また住宅だけでなく、オフィスなどでは、イベントスペースや会議室を簡単に変更することができたり、部屋の使い方を自由自在に変えることができます。学校などでは多目的室などに用いることにより、人数や年齢、用途にあわせた教室をカスタムすることが可能です。可動間仕切りを用いて空間を区切ることで、新たな空間の使い方が生まれ、より魅力的な空間を実現することができます。

    将来間仕切りとは

    次に、将来間仕切りとはどのようなものでしょうか。おおくは、子供部屋などを将来的に2部屋などに分けることを想定して、設計される間仕切りのことを指します。生活スタイル、家族構成の変化は、時間経過とともに変わるものでしょう。その中で将来間仕切りは、有効な設計手段といえます。

    間仕切りから考える、長期的に価値の高い家

    建築的に価値の高い家とはなにかという問いの答えの一つとして挙げられるのが、上記のことに柔軟に対応できることです。では具体的な例を挙げていきます。例えば夫婦がいて、子供2人(兄妹)の予定で新築を建てたとします。最初は、将来間仕切りを想定した大きな子供部屋を設計します。子供たちが幼児の時は、おもちゃをたくさん置ける大きなキッズスペースとして兄妹仲良く遊ぶことが出来ます。そして兄妹が中学、高校生くらいになると、各自のプライバシーを確保、集中して勉学や趣味に励むことができる空間を作るために、間仕切りを使い、部屋を二つに分割します。そして、さらに進学や就職などで夫婦二人になることもあります。その際は、子供部屋として使っていた部屋の間仕切りを取り、趣味部屋や客室、収納として広々使うことが出来ます。また、介護が必要になったときには介護専用の、プライバシーを確保した空間をつくることが出来ます。このように変化に応じて、柔軟に対応することが出来ます。

    このようなことを想定したお客様に、合わせた設計をすることも、設計者の腕の見せ所といえるでしょう。

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